経済思想 社会主義的考えの基での社会性質 マルクス

経済思想 社会主義的考えの基での社会性質

 

統制や制限なしで最低限のモラルを持ち人々が興味向くままに自由に取引などの経済活動をすることが社会の繁栄につながるというアダムスミス「見えざる手」の考え方は現在の資本主義国での経済政策に反映されていると思います。産業革命を展開したイギリスでは機械化が進むなどの影響で失業者や貧困者が続出し健康問題、過酷な労働条件などの社会的問題が目立ってくるやがて救貧法といった児童を徒弟奉仕や労働に従事させる、労働能力がある者に強制労働ない者には救貧院におくるという制度もできたが労働条件や衛生状態はひどかったその他スピーナムランド制度といった最低生活水準の者に生活費やパンを支給する制度もあったがしだいにそれらの政策を維持するのが難しくなり後に貧困者をさらに統制する新救貧法ができた、自分自身を信じ自活することを求める法でもあった。当時の仕事場は浮浪者がいる場所より最悪な所でもあり労働者が減っていくこともあった。20世紀前後で帝国主義にはいり国内の経済的な問題を解決するため海外資本に目を向けて植民地などを形成し三角貿易を行った、鉄道などの交通や科学の発展にともなう重工業がすすむと同時に金融市場も発達し議会制度もでき社会立法、選挙法などの改正も行われた。ドイツではビスマルクらによりいくつかの保険法がつくられた。市民労働者の社会福祉も整えられていった。Charles booth(労働者階級の生活と職業に関する調査を行った者)やwilliam bererige(政府の委員会で社会保障、雇用問題に貢献したとされていて、失業者は個人の問題ではなく社会経済が要因となっていると述べた者)などの人達が大きく関わっていたことに間違えはないと思います。効果的に貧困などの社会問題に取り組められる組織、国単位で考えるようになっていった理由に他国との競争が加速していったことが一つの要因ではないかと思います。

マルクスが言うには人間は普遍的な欲求を満たしたいと思っており、自分の思うように行動することが理想であるとしている。疎外について労働者が生産したものがそのまま企業に利用されたり、他者から意図的に仲間はずれにされる、また人間本来の本能や活動が疎外されてしまうなどがある。

社会主義では労働で生み出した財が平等に分配されるため、労働者や生産者の生産意欲が上がらないのである生活水準も一元化しているため人々の生活が等しく変わらないマンネリズム化し現状以上の価値を求めなくなる。技術者、科学者などは重化学工業においての兵器開発や宇宙事業などの特定分野に回されることその理由にある種の独裁政権や他国に対する防衛や競争が考えられるだろう。